中国の人工雨


Hello everyone!SSAスタッフのMegumiです!

 

今回のブログは中国の人工降水についてです。

 

皆さん最近日本では集中豪雨が相次いでいますよね。

これに対して世界各国では大規模な干ばつが発生しています。

中でも中国では、国内最大の淡水湖の八陽湖が3割までに干上がるなど、被害が拡大しています。

 

そんな時に活躍するのが、人工降水です。

人工降水とは、航空機やロケットランチャーを用いて、

氷と似た結晶構造を持つヨウ化銀や液体窒素を直接雲の中に散布し、

雲の中の水分と結び付けることで人工的に雨を降らせる技術です。

中国は1960年代から技術開発に取り組んでおり、

2008年の北京オリンピックの際には開会式の当日に会場周辺を晴にするために用いられました。

 

2000年代にはドライアイス(二酸化炭素)の使用などで環境への影響が懸念されていましたが、

現在では人的被害や環境被害を最大限コントロールしているとのことです。

2025年には国土の57%の土地で人工雨を降らせられるようにしようとしているそうです。

これほど大規模に天候を操っていいのか気になりますが、自然災害が深刻化する中、

新たな解決策となるかもしれませんね。

 

アイキャッチ画像引用元;https://i.gzn.jp/img/2011/03/24/china_cloud_seeding/cloud-seeding-truck.jpg