こんにちは!SSAスタッフのサホです。
オーストラリアで人気のコメディー・デュオのHamish & Andyの” Would everyday Australian be a job reference for someone they’ve never met?”「普通のオーストラリア人は、会ったこともない他人の推薦人になるのか?」というふざけた実験についてです。
(https://youtu.be/SoZ41i2dSIw)
※日本語訳※
「もしもしジェームズです。」
「G’day mate、私はティムといいます。Mate、ちょっと困った状況を助けてくれたらな、と思ってるんだけど・・・実は今から会計事務所の採用面接を受けに行くんだけど、推薦人の欄を埋めなきゃいけなくて、適当な電話番号を書いたんだけど、試しに実際に繋がるか掛けてみたんだ・・・そしたらあなたの番号で・・・」
「ああ!そういうことね(笑)うんうん、それで(笑)??」
「どうしても空欄にしておきたくなくて、でももしかしたら彼らが電話かけるかもとも思って・・・まあ、ないとは思うんだけど、もしティム・バーナード知ってるかっ、ていう電話がかかってきたら・・・」
「どのような仕事をしてたって言えばいい?」
「Personal referenceとして書いてあるので」
「オッケー、じゃあいい男だとか適当に言っておくよ、任せといて」
「じゃあお願いしていい?」
「うん、全然問題ないよ!」
「君って最高(Mate you’re a legend)、あと一分くらいで面接なんだけど、万が一電話かかってきたらティム・バーナードね!」
「オッケー、頑張ってね~」
※10分後 アンディーが会計事務所のふりをして電話を掛け直します※
「もしもし、ジェームズです」
「Kells and Coという会計事務所の者です。丁度今あなたの友人のティム・バーナードさんとの面接を終えたんですが・・・」
「あ~!!!はいはいはい!」
「とても良い志願者のようだったので、履歴書を見直したんですが・・・ティムさんをご存知ですか?」
「はいはい知ってますよ、個人的にね」
「どれくらいになられるんですか?」
「ティムと知り合って・・・う~ん10年くらいですかね。」
「どのようなきっかけでですか?」
「フットボールです。同じフットボールチームでしたよ。」
「そうですか・・・フットボールをしているようには見えなかったんですけれど・・・」
「ああ、彼は選手ではなくて、あの~観戦人というか・・・」
(略)
「ティムは何か国語喋るんですか」
「私が知ってるのは・・・う~ん、確実に2か国語は話しますね。」
※周りのスタッフ爆笑※
「何語かご存知ですか?」
「良い質問ですね・・・・・・・・・分からないです、私は完全にオーストラリア人なので・・・・彼が何語を話すかはわからないんです。」
「分かりました、では彼がバイリンガルということだけご存知なんですね」
「そうです、お力になれなくてごめんなさい。」
「いえ問題ないですよ。それでは、彼の見た目について一番いいところを教えてくれませんか?」
「あなたがご覧になった通りですよ、やるといった事はやるやつです!!!!」
「わかりました・・・・ごめんねジェームズ!!!!僕たちHamish and Andyです!!!」
「おお!冗談だろ!!!!!!!!!」
「ジェームズ君って最高だよ、最高のやつだね!!!!」
ジェームズ、こんなむちゃくちゃなお願いをきいてくれる気前のいい人ですね(笑)
しかも質問にも必死に答えようとしているところが何とも面白いです(笑)
この後、ラジオ出演したジェームズ(中央)です。
(https://goo.gl/images/RQyZfR)
ティム・バーナード役のHamishの話すオーストラリア英語ですが、このような話し方は若者に一般的だと思います。それに比べて、会計事務所の職員としてAndyが話すオーストラリア英語は、より上流社会的なアクセントです。ちょっとわざとらしい感じもありますが(笑)
まず、推薦人についてですが、オーストラリアでの職探しにおいては、履歴書に必ずと言っていいほど推薦人を記入します。ティムが言ったpersonal referenceとは、その人の人柄や日常の様子についての情報を提供できる人です。普通は、自分の長所を知っている友人などに頼みます。
私もオーストラリア人の友達が、アルバイトを探していたときにpersonal referenceに名前と電話番号を載せてもいいか頼まれたのを覚えています。
このラジオドッキリが話題になり、すっかりいいヤツ代表になったジェームズ、ネットで女性から求婚メッセージも沢山来るようになったそうですよ(笑)
(アイキャッチ画像引用元:https://goo.gl/images/quQLrh)