昨日のブログで、オーストラリア各地の気温について書きましたが、真夏は50℃を超える地域もあるオーストラリアでは、ビックリの生活をしている人たちがいるのです!
隣の町まで800kmも離れている(!)オーストラリア南部の「クーバーペディ (Coober Pedy)」という都市は、砂漠地帯で、真夏の気温が50℃を超える過酷な土地。見渡す限りの荒野はまるで火星のようでもあり、映画「マッドマックス/サンダードーム」「プリシラ」の舞台にもなりました。
町の入り口
そもそも、人が住むには適さない土地ですが、1915年にオパールが発見されてから、一攫千金を目指す鉱夫たちが押し寄せ、この地に住むようになりました。「クーバーペディ」は、先住民族アボリジニの言葉で「穴の中に住む白人」という意味。オパールの世界最大の産地と知られ、なんと世界の市場に出回るオパールの80%を占めるのです。
オパール採掘の為に掘った穴を有効活用して作り上げた居住空間は、住居だけでなく、ホテル、教会、レストラン、パブ、本屋などとして使われ、人口3千人の地下都市となっています!
住居は地上の物件とほぼ同じ値段
ホテル
レストラン
本屋さん
教会
気温が50℃以上になる日もあるこの砂漠でも、地下都市の環境は24℃・湿度20%程度と涼しく安定。今では、地下の物件は人気の観光地でもあり、地下都市の “不動産” は大盛況なんだそうです!
珍しい地下都市、行ってみる価値アリです!