世界中のダイバーに愛される、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ。南北2,000キロ以上に及ぶ世界最大のサンゴ礁群が広がります。約300種類のサンゴが群生し、そこに約1,500種類の魚類や哺乳類も生息する海の楽園は、世界遺産にも登録されています。
ところで、その「サンゴ」ですが、植物なのか動物なのか分かります?(笑) 私は知らなかったのですが、サンゴは「動物」なんですってね! イソギンチャクの仲間に属するそうです・・・! 「動物」であるサンゴの、年に一度の「産卵」。ダイバー達が「海に降る雪」と形容するほど美しい光景なのだとか!
(画像Source: http://news.nationalgeographic.com/news/travelnews/2011/11/pictures/111129-largest-marine-reserve/ )
グレート・バリア・リーフでは、サンゴの産卵は毎年11月下旬~12月上旬の、満月の日の数日後、水温が27℃前後の頃と言われています。今年は、11月25日の満月の数日後が、グレート・バリア・リーフ中のサンゴたちの大産卵でした!(生存率を上げる為、サンゴは一斉に大産卵をするそうです) 産卵の日には、一度に大量の卵が放出される為、海面は赤潮のように染まり、独特のにおいがするそうです。
サンゴは夜に産卵する為、産卵を見るためのナイト・ダイビングツアーを催行しているダイビング・ショップが沢山あります。夜のダイビングの為、アドバンス・オープン・ウォーター以上のライセンス保持を求められることも。(またはガイド同伴のダイビング)
サンゴの産卵時期は、例年微妙に前後するので、ぜひ見たい!という方は、時期が近づいてきたら見逃さないように情報をチェックしましょう!