オーストラリアでこんな床の高い家見たことありませんか?ちゃんと理由があります。


こんにちは、SSAのユミコです。今日はオーストラリアの建物のお話しです。

国土の広いオーストラリアでは気候も、熱帯性や砂漠性などいくつかの気候が存在します。そのため建物の様式も地域ごとに特徴があるんです。

Colonial_12←クイーンズランダー

よく東南アジアなどの熱帯地域では柱の上に建物を載せた、高床式の建物を見かけますが、オーストラリアのクイーンズランドでもこの高床式の木造建物をよく見かけます。この高床式の木造建物は、Queenslander(クイーンズランダー)とよばれ、クイーンズランドの北部でより多く見かけます。そうクイーンズランドは熱帯、亜熱帯に属すため、湿気や洪水から家を守るためこのような建物が見られるようです。そして、この地域で多いシロアリ被害を防ぐのにも役立っているようです。クイーンズランドは日差しの強い地域ですが、このクイーンズランダーは下に空間がある分、とても風通しが良く、また庇で覆われているので日陰に入ると涼しく過ごすことができます。庇の下のバルコニーでは椅子やテーブルを置き寛いだり、その下の部分は物置にしたりと使い方も色々。そして屋根がとたん素材で覆われているのも特徴です。嵐など風の被害からも守るため、耐久性のある素材を使っているようです。

オーストラリアで色々な地域に行くチャンスがあったら、このような建物にも注目してみるもの楽しいですね!?