西洋化の波はアフリカの観光地まで押し寄せていた


Hello! SSAスタッフのMegumiです!

今回は最近あった個人的に驚いた出来事をお伝えしたいと思います。

それは、先日アフリカのザンビアに出張していた母が観光地でお土産として買ってきた大きなサヤ豆を乾燥させた楽器を見た時に気づいたことでした。

私は10年程前にザンビアに住んでいました。その時も家族でザンビアの雄大な自然などを見るためによく観光地に足をはこびましたが、そこで売られているお土産は近くの村の職人さんや女性たちがつくっているもので、全て伝統的な文様や色を使ったデザインが施されていました。。

「ザンビア 伝統工芸 ブレスレット」の画像検索結果

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「大きな さや豆 楽器 アフリカ」の画像検索結果

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しかし今回母が持ち帰ってきたのは今までに見たことのないような文様や色のものばかりでした。本来は大きな文様を明るいハッキリした色で描くのが基本なのですが、母が持ち帰ってきたのはオーストラリアのアボリジニのアートを思わせるようなドットで描かれた文様や、動物の足跡をかたどったものでした。

母によれば観光地を訪れていた各国の観光客たちは満足そうにその〝西洋向け″のおみやげをかっていたそうです。

最近では、マサイ族が携帯を持ち歩くなど、最新のテクノロジーがアフリカの諸国に浸透しつつあることが見受けられますが、まさかローカルな村の職人やお母さんたちまでその波が押し寄せていて、それにより伝統が薄れつつあるとは思いもしませんでした。治安の向上に伴う観光客の上昇に合わせ、観光客うけするような商品を提供するのは、観光をビジネスとみるときには重要なのかもしれませんが、伝統的な美術的感覚などそこにある心は忘れてほしくないものですね。また自分が10年前目にしていたデザインも本当に伝統的なものなのか、それもまた当時の観光客が求めた〝アフリカらしいデザイン″を追求したものであったのかも、一考すべきかもしれません。

少しお重い内容になってしまいましたが(;^_^A 、今回は以上です!

See you next time!

アイキャッチ画像引用元:https://tiisetsomaloma.wordpress.com/2010/10/08/fostering-the-african-business-culture/