こんにちは、SSAのスタッフのMayuです!
読者のみなさんは「国際バカロレア」(International Baccalaureate=IB)って聞いたことありますか?
IBは、(国際バカロレア機構(本部:ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。(文部科学省より)
国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されたもの(文部科学省より)なんです。
つまり、日本で言うセンター試験のようなものなんです・・・!
しかし・・・
センター試験との違いは、授業カリキュラムだということです。
確かにIBプログラムの最後に試験はありますが、IBの授業を受ける期間は2年に及びます。
また、
IBプログラムのねらいは・・・
人類に共通する人間らしさと
地球を共に守る責任 を認識した国際的な視野をもった人間を育てること。
(IB公式ウェブサイトより一部抜粋)
画像引用元:http://blogs.studyinsweden.se/2017/02/19/international-student-tolerance-respect-diversity-trump/
なんだかすごくスケールが大きい!
IBプログラムの理念:「10人の人物像」って何?
「高校2年間中に行う教育プログラムを通してこういった人間を育てたい」という思いが
この「10人の人物像」に込められています。
その人物像は以下の通り:
・探求する人
・知識のある人
・考える人
・コミュニケーションができる人
・信念を持つ人
・心を開く人
・思いやりのある人
・挑戦する人
・バランスの取れた人
・振り返りのできる人
IBプログラムの最大の目的は、リーダーシップがあり、
他の人の意見に耳を傾けることのできるオールマイティな人を育て上げることです。
お~~~~~。これだけ聞くとなんだかすごいですよね。
IB公式ウェブサイト(日本語):
http://www.ibo.org/globalassets/digital-tookit/brochures/what-is-an-ib-education-2017-jp.pdf
IBのカリキュラム全体像
IBは高校の2年間(アメリカでは11・12年生に当たります)の間で行われ、複数の教科を取ることが条件とされています。
この2年の間に・・・
SL (スタンダード・レベル)とHL (ハイ・レベル)の2つがあります。
多くの場合、SLを3教科、またHLを3教科取る必要があります。
受講できるコースは高校によって異なりますが、次のようなものがあります:
文学・歴史(世界史)・地理・化学・物理・数学・ビジネス(!!)
言語(フランス語・スペイン語・日本語)・演劇(!!)・美術など、本当に多岐に渡ります・・・。
さすがインターナショナル・・・日本の勉強システムとは大きく変わりますよね。
あとは、これに追加して複数の科目を取ることが義務化されています・・・。
IB プログラムの最大のメリットは・・・
IBのメリットは、終了すれば海外大学に入れるということです!!
成績次第では、アイビーリーグ(ハーバード・イエール大学など)にも入れるかもしれません・・・!
また、
もし現在海外にお住まいであれば、日本国内の大学にも願書を出すことができます。
例えば、ICUの9月入学を希望する場合は、
入学試験のを代わりにIBプログラムの成績を提出することができます。
自分の経験からすると・・・
私は高校時代を海外で過ごしたのですが、
その時に多くのクラスメイトたちがこのプログラムに参加していました。
(なので最近日本の高校でも受講が可能だと聞いてびっくりしました・・・!)
ちなみに私自身はというと、参加して・・・
いませんでした!(ガクッ)
(;’∀’)
当時、自分の英語に自信がなかったので、挑戦しませんでした。
けれど、11年生(日本でいうと高校2年生)になった時には、IBに挑まなかったことに後悔したものです・・・。
なぜなら・・・
友達のほとんどがIBを受けていたので、
それまで「授業」という共通の話題がなくなってしまったからです(泣)
日本でも始まったIB(国際バカロレア)、
是非チャンスがあれば受けてみてはいかがでしょうか?
それでは、See you soon!
アイキャッチ画像引用元:https://catracalivre.com.br/sp/educacao-3/indicacao/cursinho-do-objetivo-tem-concurso-de-bolsas-de-estudos-neste-domingo/