Hello everyone, SSAスタッフのRisaです!
先日、医療・科学分野を専門とする出版社、Hindawiが脳癌に関する新しい論文を掲載し物議を醸しました。以前から携帯電話の癌への影響は懸念されていましたが、Hindawiによると事態はもっと深刻だそうです。
世界保険機関は長年にわたり英国の癌患者を調査してきましたが、ここ数十年で癌患者数が急増していることがわかってきたみたいです。(図1参照) 下のグラフの縦軸は患者数、横軸は年度を表しています。1989年ごろから数字が伸びているのがわかります。1980年代は携帯電話が世に浸透し始めた頃と一致するので、信憑性のある話ですね。
図1(引用元:https://www.hindawi.com/journals/jeph/aip/7910754/)
調査の結果、CTスキャンなどの電子機器から発生するX光線が主な原因であると判明し、50分間携帯電話を使用していた人は正常な人より癌になりやすいという結果がでたそうです。
イギリスでは癌に対する認識が高く、募金活動やチャリティーが多くあります。日本でもピンクリボンの会は有名ですが、まだ海外ほどの浸透度はないのではないか、と思います。
日本とイギリスのチャリティー番組を比較するとそれが明らかだと思います。
イギリスで2年に1度放送されるRed Nose Day では7300万英ポンド(約102億円)という大金が募金により集りますが、毎年行われてる日本の24時間テレビの募金額は約887万円にとどまり、日本にはチャリティー文化が浸透されていないことがわかります。
引用元:http://www.gospelherald.com/articles/70640/20170525/red-nose-day-2017-heres-why-christians-involved-intervi.htm
引用元:http://www.fran-japani.com/2012/08/
そしてこの2国間で最も違う点は、募金の使用用途だと思います。Red Nose Dayで集った募金は、非営利団体と通し各国のNGO・NPO団体に補助金という形で分配され、それぞれの活動に役立たれますが、24時間テレビでは24時間テレビチャリティー委員会が募金を一括管理し国の災害支援など直接的な支援が行われます。
どちらがいいというのはないと思います。イギリスでは、実際の活動は当事者に任せ、公衆は募金に専念することをモットーにしているらしく、そこが日本のチャリティー文化との根本的な違いなのではないかと思います。
以上、今回は日本と海外、主にイギリスとのチャリティー文化の違いについてみてきました。
最近では24時間テレビだけではなく27時間テレビなど多くのチャリティー番組が放送されてきているので、その波紋が日本の隅々まで浸透すればいいな、と思っています。
See you next time!
アイキャッチ画像引用元:http://www.chinadaily.com.cn/opinion/2016-09/24/content_26883046.htm
file:///C:/Users/USER/Downloads/7910754.pdf