こんにちは~SSAのナオです(^^)/
今日は「アフタヌーンティー」について!オシャレなホテルで可愛いケーキやスコーンに囲まれたい・・・!「アフタヌーンティー」は魔法の空間。ドレスアップして友達と過ごす時間は特別なものですよね。
そんな「アフタヌーンティー」。実はイギリスでは「貴族の特権」だったんです。そもそもどのようにして「アフタヌーンティー」は誕生したのか。
画像引用元:https://www.egertonhousehotel.com/food-and-drink/afternoon-tea
何が始まり?
アナ・ラッセル(1783-1857)
画像:http://blueharemagazine.com/the-british-tea-habit-a-look-behind-the-cuppa/
時は19世紀。アナ・ラッセル公爵夫人は「午後になると沈んだ気持ちになる」と言いました。まさにこの一言で「アフタヌーンティー」が貴族の間で広まりました。
彼女は何を意図していたのか?
昔の人は「1日2食」しか食べなかったんです。しかも貴族ともなると、朝起きるのも遅く、「10時に朝ごはん」、「8時に夜ご飯」というケースが多かったんです。なので、彼女の言う「沈んだ気持ち」とは、「小腹が空いたから何か食べたいわ」という気持ちを指していたのではないでしょうか。ましてや「暇な時間」が多かった彼女は、「長く退屈な午後をどうにかしたいわ」とも思っていたはずです。
参考:「貴族の1日」http://historicalromanceuk.blogspot.jp/2013/08/a-day-in-life-of-country-aristocrat.html
19世紀以前にも「アフタヌーンティー」があった?
あの有名な「マリー・アントワネット」も18世紀の頃からすでに「アフタヌーンティー」にとても似たことを行っていました。自分のお友達を家に招待し、「ジャスミン」や「ローズ」味のお茶を堪能していたのです。
彼女がお友達を招く時は、このように見事なドレスに身を包んでいました。
マリー・アントワネット(1755- 1793)
画像引用元・参考:https://www.twinings.co.uk/blog/2014/march/dressing-for-tea
「アフターヌーンティー」のしきたり
画像引用元::http://www.thesignetlibrary.co.uk/news-events/Afternoon-tea-the-early-years/
1880年頃になると、上流階級の女性たちがガウンに身をまとい、手袋をつけ、帽子までかぶって「アフタヌーンティー」を楽しんだようです。まさに、女性のための「社交の場」でした。
このように夏場になると、自分の豪邸のガーデンでお茶を楽しむ女性たちの姿が良くみられるようになりました。大抵、この優雅なお茶会は午後4時から5時の間に行われていたようです。
また、後に女性だけでなく、男性も一緒にお茶を楽しむようになりました。
参考:「アフターヌーンティーの歴史」Twinings https://www.twinings.co.uk/blog/2016/august/history-of-afternoon-tea
当時、お茶は高級品だったので「アフタヌーンティー」を楽しむことができたのは、ごく一握りの人だけでした。今では、世界中の人に愛されている「アフタヌーンティー」も、公爵夫人の一言がなければ存在しなかったかもしれません。
みなさん、いかがでしたか~?Hope you enjoyed!
アイキャッチ画像引用元:http://www.stregisflorence.com/afternoon-tea