独立国に続け?南部アフリカの国歌の不思議。


皆さんこんにちは!SSAスタッフのMegumiです!(*’ω’*)

今日はアフリカ諸国の国歌の特徴についてについてお話ししたいと思います。日本やほかの単一民族国家とどう違うかをお伝えできればとおもいます。

まず大前提として、アフリカ諸国の国歌のほとんどが、二言語以上のバージョンがあります。特に元植民地の国家は多言語のものが多く、私が住んでいたケニアでも国歌は公用語であるスワヒリ語と英語の二つのバージョンが存在します。これは、アフリカ諸国のほとんどが多民族国家で、公用語として元宗主国の言語と多数派の民族の言語を起用することが理由として考えられます。

それくらいのこと予想できたよ!

と思ったそこのあなた。ご安心ください。これからが本題です。

もう一つ面白い特徴として、南部アフリカのいくつかの国の国歌では共通のメロディーがあるのです。そのメロディーこそ“Nkosi Sikelel’ iAfrika”(アフリカに神の祝福あれ)なのです。

動画のタイトルにもありますように、この曲はもともと南アフリカの国歌だった曲です。

 

この独特のメロディーはもともと讃美歌として作曲されて曲で、のちにアフリカの植民地支配からの開放を象徴する曲として世間に広がっていきました。

いち早く独立を果たした南アフリカが国歌として起用したことによってよりいっそう人気が高まっていき、アフリカ南部諸国(ナミビア、南アフリカ、ザンビア)がこの歌を国歌に使うようになりました。

時代の流れとともに、歌詞がその国独自のものに変えられたり、短縮されたりなど、形が変わっていきましたが、現在でも南アフリカ、タンザニア、ザンビアなどの国歌でこのメロディーが使われています。

アフリカにとって植民地支配がどういうものだったか、それからの解放がアフリカの人々にとってどういう意味だったのかがうかがえるような気がします…

またまたまじめなお話になってしまいましたが、今回のブログは以上です!

see you soon!!

アイキャッチ画像引用元:https://unsplash.com/search/photos/africa