現地へのお金の持っていき方

現地滞在中の生活費やお小遣いをどうやって持っていくか、または送金する等他の方法の方がいいのか、長期間の滞在となればその金額は大きくなるため、その持参方法や管理方法は悩むところですよね。
お金を持っていく方法はいくつかありますが、選ぶ方法によっては高額の送金手配料や換金手配料を取られることも・・・
そんな失敗を避けるために、ここでは金額や滞在期間、為替レート変動の影響の受けやすさを考えて、ご自身にとってベストな方法が何か、以下見ていきましょう!

1. オーストラリアドルの現金に両替する

オーストラリア到着後すぐに両替できない場合に、2~3日間使う分の現金を両替して持っていく方法です。国内では郵便局か地銀、都銀で両替することが出来ますが、一般的に為替レートが悪いので、必要な分以上を両替することはオススメ出来ません。一部日本の銀行ではオーストラリアドルを取り扱いしていないことがあるので、まずは近くの銀行や郵便局に問合せをしましょう。
また、オーストラリア国内で両替される場合は、銀行や市街の両替商、空港、ホテルを当たってみると良いでしょう。この中では銀行が一番為替レートが良いと言われますが、レートや手数料は各金融機関で異なるため、こちらも一度お問合せをしてから行くと良いでしょう。

2. オーストラリアドルのトラベラーズチェックを持っていく

トラベラーズチェックとは、旅行や出張など海外渡航の際に、多額の現金を持ち歩かなくても済むように発行される外国旅行者向けの小切手のことを言います。これを使用する場合には、本人の署名が必要なため、紛失や盗難で無くしてしまった場合でも、他人に使われる心配がありません。所定の手続きを取ることで再発行をしてくれることもメリットです。通常、郵便局や銀行、旅行会社で購入可能ですが、為替レートは各金融機関で異なるので、問い合わせをし比較・検討してから購入することをオススメします。
トラベラーズチェックのデメリットとしては、土産物屋や免税店、有名ホテル、レストラン等、観光地で多く利用可能なため、長くオーストラリアに滞在する方には使う場面が限られてくるかもしれません。

3. 現地到着後に銀行口座を開設し、日本から送金してもらう

オーストラリアの学校に通う、またはワーキングホリデーで長期滞在される方にオススメの方法です。滞在先で銀行口座を開設し、日本国内のご家族等から、その作った口座宛にオーストラリアドルを送金してもらう方法です。 大手都市銀行や郵便局から海外送金が可能となっています。送金手数料や換金レートは各金融機関により異なりますが、郵便局からの海外送金が送金手数料が比較的安く、オススメです。
留学生やワーキングホリデーでオーストラリアに滞在している方に最もポピュラーな銀行口座は、普通預金口座(Saving Account)です。日本の普通預金口座と同じようにお金の預け入れや引き出しが自由にでき、日本から送金されたお金も受け取ることができます。口座を開設するためには、一般的にパスポートの他に2つの身分証明書が必要です。必要書類は各銀行により異なるので、何が必要か確認した上で向かいましょう。また、海外送金の方法ですが、海外送金を受け付けている銀行の外国為替コーナーで手続きを行います。その際、送金金額、送金先の銀行情報、受取人の情報が必要となるので、送金をお願いする方にこれらの情報をきちんと伝えましょう。送金手数料および海外送金にかかる時間は各銀行や地域により異なります。

4. 日本の銀行で海外のキャッシュカードを作る

日本で開設した銀行口座のキャッシュカードを利用し、オーストラリア国内の提携ATMからお金を引き出す方法です。日本で口座を作れるシティバンクや新生銀行では、キャッシュカードを使用し日本国内だけではなく自分の預貯金を世界中のATMで引き出す事が出来ます。"Cirrus"や"Plus"のロゴがあるキャッシュカードは、同じマークがあるATMからお金を引き落とすことが可能です。各銀行や郵便局により、各種手数料が異なりますので、お近くの金融施設に利用条件を問い合わせ、確認してから利用しましょう。
この方法でお金を引き起こす場合には、以下の点に気をつける必要がございます。
・滞在都市のどこに提携先ATMが位置しているか?
・英語でATMの操作を行わなければならないこと。
・1日の引き出し限度額や各種手数料。

5. クレジットカードで管理

クレジットカードでお金を管理する方法もございます。多額の現金を持ち歩く必要がありませんし、サイン1つで買い物が出来るので、とても便利な方法です。キャッシングサービスも利用可能なので、今すぐにお金が必要!という緊急事態にも対応できます。しかし、手数料が高いので多額の引き出しはオススメ出来ません。携帯電話やレンタカーの契約、ホテルやバスの予約もクレジットカードが必要となる場合があるので、1枚持っていくことをオススメします。
オーストラリアへの旅行であれば、VISAやマスターカード、アメリカンエクスプレスの使い勝手が良いです。ほとんどのスーパーでの買い物から、学校の授業料まで支払を行うことが出来ます。一方で、アメックスやJCBは使用できる場が限られています。これからクレジットカードを作られる方は、海外保険や有名ホテルでの割引がついているカードもあるので、特典にも着目して自身にぴったりなカードを選びたいですね。

6. キャッシュパスポートを使う

キャッシュパスポートとは、プリペイドタイプのトラベルマネーカードのことで、トラベラーズチェックの安全性やクレジットカードの利便性を兼ね備えた全く新しいタイプの海外渡航プリペイドカードです。比較的新しく出来たサービスですが、その人気は高く、多くの海外渡航者の方が利用しています。日本円をチャージするだけで、滞在先でその国の通貨で引き落としをしたり、現地でクレジットカードとしても使用できるため買い物や支払ができます。コンビニのATMやネットバンキングから簡単にチャージできるお手ごろさも魅力です。また、既に日本円からオーストラリアドルに換金を済ました状態で保有しているため、現地では特に換金レートを気にする事なくATMでお金を引き出すことができます。
審査がなく無料で誰でもつくることが出来、申込から1週間程度でお手元に届きます。滞在先で銀行口座を作る必要がないため、カードを紛失・盗難された場合でも被害額が最小で済みます。更に申込時に予備のカードが発行されるため、紛失しても再発行の手続きで時間を無駄にしたり、他人に利用される心配をする必要がありません。