晴天率が90%を超え、地球上で最も宇宙に近いといわれる、ハワイ島のマウナケア山頂。海抜4,205mからの美しい夕日と星空は、世界でも有数の天体観測に適した場所として知られています。
マウナケア山麓へのツアーは種類も豊富にあり、夕日と星空を見るツアー、星空と日の出を見るツアーなどが選べます。個人では行きにくい場所なので、ツアーに参加されることをオススメします。
一般的な天体観測ツアーで、まず訪れるのが「オニヅカ・ビジター・センター」（標高2,800m）。このセンターは、1986年にスペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故で亡くなったオニヅカ大佐を記念して名づけられた施設です。ここは、世界中で最も星が美しく見えるといわれているスポット。「高いところの方が良く見えるんじゃないの？」と思われるかもしれませんが、酸素濃度の関係で人間の視力が落ちず、あまり疲れを感じないのがちょうど中腹の辺りなのです。
ここでは、大型の天体望遠鏡で、土星や木星などの惑星や星団、星雲などをガイドの説明とともに観測します。季節によって見えるものは違いますが、土星などはあまりにくっきり見えるため、望遠鏡の中に写真が仕込んであるんじゃないかと疑う人がいるぐらいです。
オニヅカ・ビジター・センターを出発してしばらくすると、山頂付近に到着！ 世界最大級の反射望遠鏡「すばる国立天文台」をはじめ、各国の望遠鏡群が設置されています。
常夏のイメージのハワイですが、マウナケア山麓は太平洋最高峰の山で、山頂付近の気温は0℃近くまで下がります。充分な防寒対策の上、他では決して見られない最高の星空を堪能してください！！
