当たり前?珍しい? ニッポンの営業時間


こんにちは! SSAスタッフのユミコです(^^)/

まるで夏のような暑い日が続いていますが、こんな時期には真夜中でも、「アイスが食べたいな~」なんてコンビニまででかける機会も増えますよね? でも、好きな時に買い物ができる、食事ができる、何ならマンガだって読める・・・という国は、世界から見ればとても珍しいのです。

例えば、ヨーロッパの多くの国では、法律によって店の営業時間は制限されています。もともと宗教的な習慣もあり(キリスト教では日曜日は安息日)、日曜日にはお店が閉まっていたり、とても早い時間に閉店になるお店が多いです。平日も、小売店なら大体20時ごろまでに閉まります。(移民の経営者がやっている食料品店などは、年中無休で営業していたりしますww)

一方、24時間営業天国の日本では、ほとんどありとあらゆる業種で24時間年中無休のお店を見つけることができます。コンビニ、ファミレス、ネットカフェはもちろん、24時間営業のフィットネスジム、ガソリンスタンド、銭湯、おにぎり屋、衣料品・・・など様々です。真夜中にジムで運動するのは、果たして「健康的」なのか微妙ですが・・・!

海外から日本にやってくる人たちは、日本のお店が夜遅くまで(もしくは朝まで)開いていることにとても驚きます。(いったい誰が買いに来るの?)と思うだけでなく、(夜中に開けていても強盗が襲ってこないんだ?!)と、治安の良さにも驚くのです。(もちろん、日本でも物騒な事件は起こりますが^^;)

しかしっ! そんな、「太陽の沈まない国」=日本でも、近年は変化が起こりつつあります。すでにニュースなどでも取り上げられていますが、24時間営業が当たり前だった大手ファミレスチェーンが、軒並み、営業時間の短縮を始めたのです。もともと、深夜帯の利用客が段々減少していたことに加え、夜間の労働力の確保が難しくなったことも原因と言われています。イートイン・スペースを兼ね備えたコンビニが増えていることも、ファミレスの客足に大きな打撃となっているとか。

深夜労働を少なくすることで、仕事一筋&働きすぎの日本人にも、これでやっとプライベートを楽しむ余裕が生まれてくるのでしょうか? あ、でも、長時間の残業を減らしていく動きの一方で、昨年末には政府が、労働時間が短くなって残業代が減るのを補うべく、「ダブルワーク(副業)」を認める方針も打ち出しましたよね(^^;)

あ~あ、やっぱり日本人は目いっぱい働いていないと不安になってしまう国民性なんでしょうか(^^;)?? 長期休暇が法律で保障されているフランスなどとは大違いですね!

以上、日本の営業時間についてでした!

(アイキャッチ画像Source: http://www.citi.io/2015/04/14/when-do-the-worlds-best-cities-go-to-sleep/ )