帰国子女の思う「帰国子女あるある」ー授業編ー


こんにちは!SSAスタッフのKayoです!

今回は、帰国子女あるあるの第2弾、授業編をお届けします♪

 

1.数学の友、グラフ電卓

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画像引用元:https://www.schoolhealth.com/ti-84-plus-graphing-calculator

オーストラリアでは、公式や法則の暗記はまったく期待されていません。むしろ、面倒なことはできるだけ機械にやってもらおう!というスタンスなので、数学の授業では、グラフ電卓が必須アイテム!テストにももちろん持ち込みOK。日本の数学のテストは、手計算で解ける問題ばかりではありますが、電卓を使い慣れたものとしては機械に頼りたい…!

三角関数とか、増減表とか、計算したくない書きたくない!!!

 

2.共通知識のようで全く異なる曲者、歴史

国の歴史でいうと、それぞれ違って当たり前なのですが、一見共通認識で成り立っていそうな世界史も、国によって違うんです…!

もちろん、起こった出来事は一緒なのですが、それに対する視点が違う!そのため、授業で扱う範囲が異なっているだけでなく、事件の名称が違うことも…。例えば、同じ第二次世界大戦を扱っていても、日本はアメリカとの対立に焦点を当て、オーストラリアでは自国の立場や、各国との関係性に焦点を当てる傾向があります。だけど…

日本の世界史にオーストラリアなんてほとんどでてこない! (涙)

 

3.名前が違う…

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画像引用元:https://www.bbcchannels.com/cbbc

これは数学、物理、化学など、理系科目に多いのですが、とにかく名前が変わる!

Pythagoras’ Theory (ピタゴラスの定理) は三平方の定理

Carbonは炭素、Oxygenは酸素、Chlorineは塩素…

特に元素記号は苦労しました。ただ、日本語の方が元素記号に近くて覚えやすいものもあるので、今は両方の言語で学んでよかったと思います。

4.たちはだかる文法の壁

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画像引用元:http://mentalfloss.com/article/68490/4-fake-grammar-rules-you-dont-need-worry-about

中高をほぼ海外で過ごした帰国子女にとって、最も大きいのがこの「文法の壁」。

海外では、日本みたいに母国語の文法を教えることがないので、そもそも「文法」なんてものに馴染みがないんです。そんな状態で、日本に帰ってくるなり文法の海。

できるはずの英語も、細かい文法がわからず、選択問題でいつも迷う。それだけでもしんどいのに、高校ではさらに古文がのしかかってきます。正直、文法の内容より、用語がかなりネックで、活用形とか用言、体言とか…何の話をしているのか、さっぱりでした。

帰国子女にとっては、「文法を勉強して、文法で言語を理解する」という行為がそもそも未知との遭遇なんだ、ということをここで声を大にして伝えたいと思います。

 

 

以上、帰国子女あるある -授業編- でした!

長々とお付き合いありがとうございます♪

それでは、see you ~

 

アイキャッチ画像引用元:https://www.thelocal.se/20171005/these-are-the-best-areas-for-schools-in-sweden